2022年12月7日
Press Release

和の源流を巡る「海の京都トレイン」

~観光と地域づくりのためのブランディングデザイン~

GK京都は、京都府と WILLER TRAINS 株式会社(京都丹後鉄道)が共同で製作した「海の京都トレイン」の車両内外装と広報ツールをデザインしました。
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■「海の京都トレイン」について
「海の京都」とは、日本海側に面する京都府北部エリアを指し、京都府が推進する観光誘致・地域づくりプロジェクトとして2013年に始動以降、GK京都はそのブランディングデザインに携わっています。
古来、大陸からの玄関口として栄え、京の都へ多くの文化を伝えてきた「海の京都」。今でも脈々と受け継がれている、自然・暮らし・食・伝統工芸などから着想を得た、「海の京都」の魅力を表現した上質かつ品格あるデザインで、京都丹後鉄道の沿線を「海の京都トレイン」が走り出しました。
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■多彩な美しさを魅せる丹後の海を映した外装
海沿いの区間(宮舞線・宮豊線)を運行するKTR801。その車窓からは美しい海岸線の風景を楽しむことができます。透明度が高く輝くような丹後の海をイメージした、白銀とブルーのコントラストが清々しく爽やかなデザインとしました。
MF102は海沿いと山間部をつなぐ区間(宮福線)を運行します。「海の京都」のブランドカラーであるブルーから、グリーンへと大胆に色が変わるグラデーションは、紺碧から翡翠に変化する鮮やかな海の色や、海から緑深き山へ移り変わる景色をイメージしています。
また実は、今回改装を施したMF102は、1988年に宮福線開業時に導入された気動車で、当時のままの緑色で現存する最後の1両でした。長年地元の暮らしに寄り添ってきた車両への愛着と敬意を込めて、新デザインにもオリジナルの緑色を引き継ぐことを決めました。
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■光あふれる海の中をたゆたう内装
座席には、地元の伝統産業である「丹後ちりめん」の繊細な織り目から発想した柄をデザインしました。やさしいサンドベージュ色の、座り心地良い座席に身をまかせて天井の波模様を見上げると、まるで光あふれる海の中をたゆたうように、ゆったりとくつろげる空間となっています。
また、「海の京都」にまつわる自然や伝説・産品などをモチーフにした、カニや鬼などの文様を、ヘッドカバーや中吊りバナー、車窓にちりばめて楽しさを演出しました。
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GK京都はこれからも、地元京都の魅力を発信して観光と地域づくりに寄与するために、デザインの力でサポートしていきます。



●海の京都トレイン運行情報
【MF102】
運行開始:2022年9月6日より 区間:宮津駅~福知山駅(宮福線) ダイヤ:1日3本

【KTR801】
運行開始:2022年11月4日より 区間:西舞鶴駅~豊岡駅(宮舞線・宮豊線) ダイヤ:日によって異なる
※運行区間や運行時刻は予告なく変更となる場合があります。
※普通列車のため事前予約不要、普通運賃のみでご乗車いただけます。

【運行に関するお問い合わせ先】
WILLER TRAINS株式会社(京都丹後鉄道)
TEL:0772-22-3307  E-mail:otoiawase@willer.co.jp  URL:https://trains.willer.co.jp


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