スポーツランドSUGO トータルデザイン
〜蔵王連峰の絶景と調和した「東北のモータースポーツの聖地」をトータルデザイン〜
GK京都は、2022年4月、改修工事を完了した宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGO(株式会社菅生)のトータルデザインをプロデュースしました。
■スポーツランドSUGOについて
スポーツランドSUGOは「東北のモータースポーツの聖地」として、日本で唯一オン・オフを問わず二輪・四輪・カートを含めた全カテゴリーの全日本格式のレースが開催されている、FIA公認の国際レーシングコースを備えたサーキットです。2022年4月、2シーズンに渡った改修工事が完了し、蔵王連峰の絶景と調和した世界でも類を見ない美しいサーキットに生まれ変わりました。
■デザインコンセプト
GK京都は2012年から、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の見直しを手始めに、ロードサイドの誘導サインや場内サインの整備、キャラクターデザインなど、スポーツランドSUGOのデザインを担当してきました。近年は、我々が提案したサーキット全体の景観イメージに基づき、年度ごとに改修工事が実施される施設のデザインを監修しています。
これらのデザインにあたっては、雄大な自然美や非日常の楽しさの提供など「“SUGOにしかできないモノ・コト”を磨き上げる」という目標を掲げ、トータルデザインとして、伝統・機能・スタイリッシュを共通のコンセプトとして取り組んできました。
■VI・サイン・コミュニケーション・景観のトータルデザイン
VIでは、シンボルマークやロゴマークの表現を見直し、WEBサイトや名刺やバナーなどへの使い方を整理してガイドラインにまとめました。
サインは、仙台市内からの誘導〜入場ゲート〜場内案内のサインに一貫性を持たせたデザインを提案しました。市内の誘導サインではチェッカーフラッグをモチーフにしてワクワク感を演出し、SUGOロゴマークのゲートサインを結界として、黒を基調とした情報を引き立てる場内サインへと、お客さまをスムーズに目的の場所まで案内する、一連のつながりを意識したデザインとしました。
2015年のスポーツランドSUGO開設40周年には、キャンペーンロゴやキャラクターデザインなどを通して、新しいSUGOファンづくりに貢献しました。
景観デザインは、自然と調和するスタイリッシュで美しいサーキットを目指して、各施設の外観カラーをコーディネイトしました。モノトーンを全体の基調色にして、SUGOのイメージカラーであるグリーンをポイントカラーに使ってまとめました。トイレやレストランや売店などの観客向けの建物は白とシルバーで、ピットやコントロールタワーなどレース関係者向けの建物は防眩仕様の黑で色分けしました。そして、2022年4月、東ピット棟の竣工をもって全工期が終了しました。
GK京都はこれからも、「東北のモータースポーツの聖地」として活動するスポーツランドSUGOを、トータルデザインでサポートしていきたいと考えています。
●スポーツランドSUGO
スポーツランドSUGOは、蔵王連峰の絶景と調和した世界でも類を見ない美しいサーキットです。1975年に開業し、FIA公認の国際レーシングコースやモトクロスコースを中心に、モータースポーツの初心者から上級者まで楽しめるコースや、キッズパークやバーベキュー・いも煮会場などのアミューズメント施設も備えています。日本で唯一オン・オフを問わず二輪・四輪・カートを含めた全カテゴリーの全日本格式のレースをはじめ、地方選手権や参加型のイベントや走行会が開催され、女性や子供も楽しめる空間を提供。「東北のモータースポーツの聖地」としての伝統と格式に加えて、モータースポーツの普及にも取り組んでいます。
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