阪神高速道路 交通管制室のデザインを担当!
~交通管制システム全面リニューアルに伴い、管制室の業務環境デザインを一新~
リニューアルした阪神高速道路交通管制室の、管制卓・インテリア・大画面グラフィックパネル・UI/UXのデザインを担当しました。これは2021年4月の、阪神高速道路の交通管制システム全面リニューアルに伴うものです。
▲阪神高速道路 朝潮橋管制室
交通管制室のリニューアルデザインが今回目指したのは、管制員に求められる決断と判断が、より迅速、適切に行えることです。具体的には、業務の連携を高める管制員のコミュニケーションを強化することと、管制員にとってストレスフリーな環境を実現することを、目標にしました。
デザインには、まず、阪神高速道路で行われている管制業務を丁寧に読み解き、理解することから取りかかりました。
それらを踏まえ、指揮系統に応じて管制卓をレイアウト。その周辺に機器を集め管制員の動線の無駄を省き、管制卓の機能性も追求しました。
インテリアデザインは「Natural Living」をコンセプトとし、木材を基調にした内装材を用いてリラックスできる雰囲気をつくりました。
▲情報を簡単に迅速に管制員と共有するダイアグラム
▲路線図グラフィック•ピクトグラム
大画面グラフィックパネルは、膨大な交通情報をリアルタイムに表し、管制員には、状況を瞬時に判別することが求められます。ベースの路線図はシンプルな表現で、目が疲れにくいカラーリングを施し、一目で情報が伝わる新しいピクトグラムも開発しました。大画面グラフィックパネルは、視野角など人間工学を考慮して配置して
います。
UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)は、端末の操作や業務空間において、使う側から快適さや効率を考えることによって、機能や質を高めるデザインです。
操作性の向上では、端末の画面デザインをはじめ、グラフィックパネルに、管制員の対応状況をリアルタイムで表示するシステムを組み込みました。これによって業務の連携が高まりました。
空間の快適性のためには、環境ノイズを消して会話がクリアに聞こえる設計や、管制室に居ながら、自然に時間の経過が感じられる調光システムを導入しました。照明器具の光が画面に写り込まないよう、配置にも配慮
しました。
GK京都は今から約30年前の1990年に、先代の交通管制室のインテリアデザインを手がけました。それ以来培ってきた業務環境デザインのノウハウと、新しい試みが今回のデザインに生かされています。
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